01 May 2007

いちご 新宮晋著

「与太」で,原始読書の来歴? を披露されているのを見て,つい紹介したくなったのが,こちら。
いちごいちご
新宮 晋

文化出版局 1975-01


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表紙写真がないのが,たいへん残念でならない。
たぶん,これより前に読んでよかった本もあるのだろうけれど,認識内でとても好きだったのが,この「いちご」。

4,5年前に,大規模公共図書館で勤務し始め,書庫で再発見した。
子どものころに大好きで,なんどもなんどもページをめくった時のどきどきを覚えているような本。
この本は,家にはなくて,たまに行く隣接の市立図書館(連れて行ってもらわないと行けない「遠く」と感じていた)に置いてあった。

食べ物の「いちご」も好きだったけれど,そのいちごって,つるが伸びていって,こんなに,宇宙のようになるのだ,というのがとてもよかったのだ。
オトナになって,数年前に見たときには,少しグロテスクな感じがした絵だった。どうして,あの頃は,もっと美しくてリアルで,ひろがりを感じる絵だったのか? とおもう。

どちらかというと,私は今見ている感覚ではなく,当時の印象だけを,そのままにしておきたいなあ,と。

できればあの時に紹介したかった。
じんわり,噛んでいるときの歯触りまで感じるような「いちご」の絵なんだよね,と。

お勧め度☆☆☆☆☆ の記憶。

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