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最終更新:2014-07-23 07:50:42  

何の因果で 貝殻こぎなろた
色は黒なる 身はやせる

と来れば鳥取民謡「貝殻節」。


貝殻節を今風に歌うのは、西岡たかしをもって嚆矢とする。でも西岡の演奏は、残念ながらネット上にはまともな試聴に耐える音源がない。著作権のアレで以前は YouTubeにあったものも削除されちゃったみたい。それはそれで仕方がないことだろうとは思うものの、西岡たかしの「貝殻節」、ネットでワンコーラスくらいまともにフリーで試聴できる音源がなければ、たぶん今の若いヒトの耳に触れるチャンスって、まずないってことになるだろう。それって、本当に著作権保護の意義を活かしたことなのかどうか。著作権者さんにはよく考えていただきたいところ。Candyrat Recordsみたいなレーベルだって存在する今日この頃なのにさぁ。

でも、今回ググって初めて知ったこれもなかなかいいぢゃないか。知らない歌うたいさんだけれど、あとでまとめて聴いてみるかしら*1


Love song
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浜田真理子
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シンプルな弾き語りのヒトかと思いきや、ググってみると、この「貝殻節」を収めたミニアルバム、菊地成孔なんかも参加しているらしい。ほぉぇ〜。


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コンピレーション。西岡たかしの「貝殻節」収録。「試聴」もできるのだがワンコーラスさえ聴けない。もうあとほんの少しなんだから、ここは45秒縛りの制約を解くべき。MP3版もあって、こちらの「試聴」はワンコーラス目の途中から始まるのだが、CDのと合わせてもワンコーラス終わらない。なんちゅうこっちゃ。

とはいえ、これだけでも西岡たかしの弾き語りにおけるギターの使い方のセンスの良さはよくわかる。出だしの(たぶん)2フレットあたりにカポして*2DM7のコード、1弦だけF#からGへのハンマリングオンを加えたアルペジオの繰り返しだけのイントロでも充分驚いちゃう。悲しげなメロディを持つ民謡のイントロがまさかおされなメイジャー7thのコードで始められるなんて、まず考えられないぢゃないか。で、歌に入ったところでの、Emのアルペジオに4弦のEからF#へのスライド。たったそれだけで、単調になりかねないごく基本的なアルペジオの伴奏が俄然光ってくる。シンプルなメロディに変に凝った伴奏をつけないという全体的な作りと、ほんの少しのギミックでこんなチャーミングな弾き語りができちゃうんだからなぁ。

西岡たかしの声が正直、ちょいと苦手なのだけれど、でもこいつぁそういう個人的な好き嫌いを越えて大したもんだといわざるを得ない。元歌のメロディの整理の仕方も舌を巻くべきもの。歌の核だけを見事に抽出してみせたって感じ、唸らないわけには参らない*3

ただし、アマゾンにおいてある他の「貝殻節」収録アルバムは、オーケストラヴァージョンになっているものが多いので、「貝殻節」を目当てにするなら手を出さぬが無難か。メロディはずっと元の民謡に近いものになっているのだけれど、なら本来の民謡歌手さんに歌ってもらったほうがいいぢゃんって感じの仕上がりになっている。「貝殻節」のみを目当てに入手するならMP3版から、というところか。


  • 注1 cf. 浜田真理子 - YouTubeの検索結果
  • 注2 このへん、実際に確かめていないヤマカンで云っているだけなので、信用しないでくださいましな\(^o^)/。絶対音感なんぞ持ち合わせておりませんゆえ。
  • 注3 このへん、YouTubeにはいろんな「貝殻節」のアレンジものがあるのだけれど、どれも元歌の引力圏の中でしかメロディを活かし得ていない感じ。比べてみると、西岡版のスゴさがおわかりいただけると思う。


最終更新:2014-07-21 12:12:59  

ツイッター、スゴいな。ついさっき目にしたニュースに関わる映像が報道には現れなかった形で流れてくる*1。画像そのものは暗くてちょっと見にくいけれど、その程度のことなら、手許で加工してみればいい。たとえば、見えにくかった「SOS 110番」も簡単に確認できる。

20140720164656

しかし、さらに当たり前のことではあるのだけれど、「事件は現場で起きている」としても現場に居合わせただけでは、目の前の出来事が一体どのようなものであるのかはわからないものだという、毎度ながらの、けれどそれほどヒトが常に意識しているわけではない教訓を思い起こさせる。何が本当に起こっているかを知るためには、出来事の渦中に足を踏み入れることが必要になるわけだ。

さもなければ、情報収集にあいこれつとめることになるわけだけれど、そこで集まる情報は常に玉石混淆であり、然るべき見る目がなければ何が起こっているのかわからないだけではなくて、ときに起こっていもしない出来事を見い出したりするからたちが悪い。ではどのようにして見る目が養われるのかということを考えると、やはりなにがしかの渦中経験が不可欠だということになってくる。もちろん、「渦中」というのは常に事件現場の渦中であるとはかぎらず、事柄の性質に応じて多種多様の渦中があって、会議室が渦中だということだってないわけではないだろう。とはいえ、なにがしかの渦中にゐる/ゐた経験が不要になるケースは滅多あるまい。

だからして、テケトーなウェブページから情報を拾ってテケトーなリンクを設け、なんだかエラそうに見えなくもないエントリを書いているようなヤツバラは、なかなか信用できるもんぢゃぁないですねぇぃ\(^o^)/。そんなのが語るのは所詮日々の与太に過ぎないのですな。うー\(^o^)/

とはいえ、たかだか現場に居合わせたに過ぎないのに、そいつを渦中と勘違いなさる方も世の中にはうぢゃうぢゃいらっしゃるから、これまたここいらへんも面倒のネタに事欠かないというアリガタイ具合、オメデタイ仕様に世の中は出来ていたりするからなぁ\(^o^)/。うーん。


以下、事件についてのNHKと三大紙の報道。


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カスタマーレビューが57件もついている*2。こういうものが必要とされ、それなりの人気商品になるほど赤ん坊が新聞紙好きだったとは全然知らなかった。ほぉぇ〜。


新聞ダイジェスト 2014年 08月号 [雑誌]

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前にも書いたような気がするけれど、こういうのを読んだほうが新聞よりも世の中の動きはよく見えてくる。たぶん、たいていのヒトにとってそうなんぢゃないかなぁ。何にせよ、マスコミ関連志望の学生さんは必読ですけど。


  • 注1 残念ながら、投稿者さんのアカウントにプロテクトがかかって、上のツイート画像が読み込めなくなっちゃった。大量のファボリとリツイートに驚いたか、さもなければ例によってなんでもかでも批判して潰すのを愉しみにする連中にやられたか。うーん。(2014年7月21日。
  • 注2 2014年7月20日18時12分確認。


最終更新:2014-07-20 14:17:05  

「本日のギターメモ/押尾コータローの新譜『PANDORA』」 はてなブックマーク - 極私的脳戸/日々の与太 » 本日のギターメモ/押尾コータローの新譜『PANDORA』、7月30日発売で、ギタリストによる「亡き王女のためのパヴァーヌ」に触れた。触れただけでは詰まらない、やはり音を耳にしていただかなければ、ということで聴き比べ用の再生リストを作ってみた。

  1. Ravel "Pavane pour une infante défunte" 1922 piano roll

    ギタリストの演奏を聴き比べるにしても、まずは原曲を、ということで。とはいえ、名ピアニストの演奏では、こういうとアレだけれど、個人的な好みはさておき音楽表現の幅で到底太刀打ち出来ていないのがギターヴァージョンの現状ぢゃないかなぁ。ここは、ハンデをつけてピアノロールものを採ってみた。とはいえ、原作者自身の演奏、侮ルナカレ。

  2. Larry Coryell Pavane For A Dead Princess

    本当はこれよりずいぶん後になって日本で録音したヴァージョンがあって、そちらは、ギターもちゃんとした生ギターを使ってるし*1、遥かに洗練された演奏になっているのだけれど、ネットで試聴できる音源が見当たらなかった。がんばってるんだけどなぁ、この演奏だって。

  3. Pavane Pour Une Infante Defunte - Kazumi Watanabe*2

    渡辺香津美。この音はエレキのアコースティックギターなのかしら。音と弦を柔らかいものにして音のふくよかさと演奏しやすさを確保しようとしたってことなのかな。でも、音がブチブチと途切れちゃうようなあたり、ジャズの他の作品ならまだしも、コイツばかりにはいただけないのぢゃないかしら。

  4. Depapepe - デパクラ 2 - Ravel: Pavane for a Dead Princess

    デパペペ、だからギターは2台。もうピアノの原曲の雰囲気は完璧にないなぁ。旋律が美しいからそれでもいいっちゃぁいいのかもしれないけれど、原曲は伴奏的な部分もかなり面白い作りになっていて、のっけの低音の入り方からして、アレっ?ってなもんなんだがなぁ。個人的にはちょいとコレジャナイ感を禁じ得なかった。ここいらへんはごく個人的な趣味の問題かもしれないけれど。けれど、けれどぉ。

  5. Ravel / Julian Bream, 1960: Pavane Pour Une Infante Defunte - First US Recording

    ジュリアン・ブリーム、というわけでクラシックのギタリストさん。LPが元音源ということで音質がちょいと悪い。アレンジは相当がんばってるのだけれど、星 飛雄馬よろしく音の軽さが原曲のいくらか荘厳なところを致命的に損ねている感じ。ピアノ演奏を聴いた後ではなんとも切ない。

  6. pavane pour une infante defunte - ravel - julian bream john williams

    おまけ。ジュリアン・ブリームとジョン・ウィリアムズ。音ってギターを2台にしても重くはならんもんだなぁ。うーん。


こう聴き比べてみると、改めてピアノってぇのはスゲー楽器だなぁとため息が出ちゃう。だからといってギターへの愛着がいささかも削がれるということはないけれど*3、この曲ばかりはなぁ( ´Д`)=3。まぁ、YouTubeでの素人さんピアノの演奏からするかぎり、ピアノ弾きさんにとってだって楽ちんな曲ではなさそうだけれど。


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MP3版。日本での録音のヤツ、見当たらなかった。実に残念無念。


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MP3版もある。


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MP3版。


  • 注1 この音のやけっぱちな薄さ、ひょっとしてエレキのアコースティックギター、アンプを通さず生音をマイクで採ったんぢゃないかしら。
  • 注2 どういうわけだか、素直にリストを再生していると、これを飛ばしてデパペペの演奏が始まってしまうことがあるみたい。その場合、デパペペに画面が移ってから逆戻りするとこれが再生できる。それが面倒臭い場合は、画面下にある再生リストページへのリンクを辿って、そこで「play all」アイコンをクリックして再生されたし。
  • 注3 自分でも編曲に挑戦していたことは、ひょっとすると常連さんなら記憶に留めて下さっている方もいらっしゃるかなぁ。ギターなりにこの曲を仕上げることってきっと出来ると思うんだけれど。僕程度の、なんて云うんだろう、ギター一週間講座レヴェルではダメダメだな。もうずいぶん前に諦めちゃったのだけれど。そこそこの編曲がデキても、ギターのうまいヒトなら弾けるだろうけれど、自分には弾けないようなシロモノにしかなってくれない。それなら、達人さんが編曲した譜面に取り組んだほうがまだマシってなもんなんだもんなぁ。うー。

最終更新:2014-07-20 14:27:09  

あぁ、今年も新譜が出るのかぁ。

ざっと聴いてパッと耳にとまるのはひさしぶりのクラシックもののアレンジ、ラヴェル「亡き王女のためのパヴァーヌ」。いろんなギタリストが過去、これにチャレンジしているのだけれど、原曲、ピアノで演奏される流麗にして荘厳ってなあたり、なかなかギターでは難しいところ、どうこなしているのかとても気になるなぁ。旋律だけとっても美しいから、旋律を中心に伴奏部分はギターなりにというような具合になるんだろうか。Roland Dyensみたいなピアノに肉薄するアレンジを期待したいところだけれど、こればかりはそうもいかないかなぁ。


ダイジェストを聴いただけでも音の洗練は疑いない。とはいえ、そろそろもう少し間を置いたアルバム制作に切り替えてもいいんぢゃないかなぁ、と毎度思うんだがなぁ。


今回はライブツアーの宣伝もYouTubeにあがっていた。

PANDORA
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初回限定うんちゃらがなくなったのは、商売上の都合はいざ知らず、いいことぢゃないかと思うなぁ。あれは音楽を売り出すって感じぢゃないもんね。

よくわからんちんなんだが、アマゾンのページにはすでに《中古品の出品:1¥ 2,840より》なんぞという表示が出ている。どういうことかと思ってリンク先を覗いてみたら《この商品は2014/7/30に発売予定です。今すぐご注文いただけば、入荷しだい商品を発送します》なんて書いてある。単なる安売りってことなのかしら?



最終更新:2014-07-19 22:16:58  

朝河貫一4歳の折の「落書き」について、武田 徹、梅田秀男、佐藤博幸『100年前からの警告 福島原発事故と朝河貫一』の版元様からご教示を賜るm(_ _)m

《画家の兄弟がいる貫一の継母が指導して描かせたもの》とのこと、なるほど、朝河の絵が4歳の水準を超えたものだった理由の一端はそこにあるのかもしれない。生まれつきの画才の自ずからの発露というわけではなかったというのがほんのちょいと残念だけれど、まぁ絵も描けちゃうわ学者さんとしても一流になっちゃうわでは、僕たちのような凡人としてはどうにも敵いっこないってことになってしまうわけで、というか、エラい学者さまという一事だけで充分敵わないわけですけど\(^o^)/、これはこれで有難い忝ないことなのだ、ということにしておくかしら(^_^;)

それにしても、当初の報道*1にあった《歴史学者・朝河貫一博士が描いた「落書き」を一般公開》という見出し、果たしてこれで良かったのかどうか。一定の絵心の持ち主と想像される人物からの指導を受けたうえでの絵を《落書き》と呼ぶのにはいささか抵抗を覚える。ここはやはり、と考えようとして、しかし《素描》というのでも《ドローイング》というのでも、戦前の子どもの描いた絵の呼び方として何かしら大袈裟というか、焉んぞ牛刀を用いんっぽいというか。《絵》と呼んでしまえば、間違いとは申せないものの、現物はもっとずっとあっさりとしていて、どうも似合わない。語彙の選択がむずかしい、むずかしい、むずかしい。出来上がった結果だけを見れば、やはり《落書き》と呼ぶのが一番近しいようにも思えてくる。ここはエイやっとカギ括弧を付して《「落書き」》ということにしておけば、落書きは落書きにして落書きにあらず……というような煩悶が見出しの決定に至る過程であったかどうか。あったならあったで、もちっとこの「落書き」成立事情くらい報道なさってくれればいいものを。


というとこいらへんはさておき、『100年前からの警告』を読んでいないことばかりは、しっかりくっきりはっきりとバレバレになつてゐたのであつた\(^o^)/


と、そんなこんなで、花伝社の(山)さま、ご教示ありがとうございました。


100年前からの警告 福島原発事故と朝河貫一
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懐具合がもちっと時節柄にふさわしく暖かくあってくれればいいんだがなぁ。



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